日本で流行っているコーチングを成功させるコツ

1.コーチ役になる方は必ず”上手い”プロのコーチからコーチングを受けること
<最重要事項です>

コーチに最も重要なのは…”その存在”

 必ずプロの”上手い”コーチからコーチングを受けその存在感を体感してみてください。

 まだ私もうまく言えないんです。オーラとかだけではないんです。威厳とかでもないんです。

 例えるなら…まあなんとなくですが例えばオーセンティックなバーのマスター。あくまでも主役のお客様(クライアント) にお酒を楽しんでもらうのが役割。ただし、お酒の知識が豊富とか最高の状態で提供できるとか美味しいカクテルを作るのはもちろんのこと、客といい距離感を保ちつつコミュニケーションをする能力、いい雰囲気、いい空間を醸し出すっていう…なんなら時には完全に存在を消したりそうかと思えば絶妙なタイミングでお酒を勧めたり、たまーに「こんな話を聞いたことがあります」的な客に閃きを与える(結果的にです)様な存在。

こういうことって店に行ってみないとわからないですよね?あと客との相性も大きいとは思います。

 体験してみないとわからないコーチングにおけるコーチの役割、その存在感:コーチが醸し出す空間を体感してほしい。

 <空間>

 コーチングのセッション中って確かに神社やお寺に行った時に感じる清々しさ、なんとなく背筋がシャントする感じに近いかも。無になったり、逆に集中できるあの感じ。俗字に囚われることなく一段高いところから考えてみれる様なあの感じですね。(注:コーチによります)

Image by Ambitious Creative Co.  - Rick Barrett
瞑想ガーデンのビュー

2.コーチ役が心がける二つのこと

1.コーチ役はクライアントの選択肢が増えそうな状態になっているか、実際に増えているかだけに集中

 コーチは自分の思う正解や都合の良い方へ誘導したりは絶対にしません。

  コーチングによってクライアントが「あれ?なんでそう思い込んでたんだっけ?おかしいかも」とやや不安な状態になるのを理想とします。「待てよ、他にもやれそうなことがあるんじゃないか?」とワクワクする状態なら最高です。

 コーチング中にコーチはクライアント自身で常識を疑い思い込みをなくし、視点を変え視野を広げ選択肢が増える状態&実際に増やす様にします。

 逆にクライアントが安易な正解らしきものに到着し「これが正解だ。これしかない」と考え出したら(悪いとは言いませんが)要注意です。

 

​ きっとコーチ役の皆さんなら

 正解を見つけてクライアントもうれしそうだし、コーチ役の自分も何か達成感を持てます。報告書とかにも書きやすそうです。よかった良かったとなりそうですがそれ=選択肢が少なくなっていることでもあります。

 とはいえコーチングの実施報告書の何かしら成果が必要なことはわかります。毎回毎回「もやもやしてます。でもなんかアイディアが出そうです」だけでは済まないでしょう。出てきたアイディアを並べるとか今までのことがおかしいぞと気づいたなどの成果はどんどん報告していきましょう。

 ですがやっぱり一番大事なのはクライアントの選択肢が増えることです。きれいにまとめようという気持ちは2番目にしておいてコーチ役の方もクライアントがモヤッとしてなんか不安で、でも進んでみたい状態を作り出す=選択肢が増えそうな状態になることだけに集中してみてください。(コーチングの後で報告書を全力で書きましょう)

 コーチングの責任者、事務局の方もぜひそういう部分も評価してあげてください。なぜならここがコーチングの意義、コアの部分だからです。

 

 これこそが世界の要人、エグゼクティブ達がこぞってコーチをつける理由です。

Image by Jon Tyson
2.コーチとクライアントとの信頼関係は絶対に崩さないこと
コーチングの主役は
もちろんクライアント
クライアントの利益が100%
コーチ役とはいえどもコーチングの内容を漏らすことは望ましくありません。信頼関係が崩れます。

 とはいえ社内で「私の(社員)部下はどんなことを言ってました?どんなコーチングになりますか?」と言われたとしたら…どうします?

 

 お金を払っているのは会社です。そして自分も自分の部下のことをコーチングの内容をどんな塩梅か聞きたくなるでしょ?。気持ちはわかりますよね。

 

 プロのコーチならコーチングの内容を漏らすことは絶対にありません。内容を漏らす様なコーチに本音を話すクライアントはいません。信頼関係が崩れてしまいます。こうなってはまともなコーチングはできません。

 ただしとは言えクライアントが法律に触れる内容を言い出しているとかだとこの範疇には…入りません…)

​ あと一つポイントの信頼関係が深まるあまりコーチがクライアントに共感しすぎたり仲良くなりすぎたりしない様に。難しいですがプロのコーチはコーチングの空間を支配してこそ良いコーチングができます。

 医者が自分が診ている患者のこと、ましてや病状について許可なく外に出すことなんてありえないですよね?それと同じです。

コーチング役に必要なスキル
見直し

 コーチングの時間はコーチとクライアントが解決方法を見つける時間ではありません。

​ 最も必要なコツは

  • 相手が考える時間を大切にし最優先する

  • コーチング中の沈黙を恐れない

  • コーチの自分語りを我慢することです。

 ほぼほぼコーチ役は何も話さないくらいの気持ちでちょうどいいです。


 そうすることで以下のようなことを防げます。

 

  • 価値観の押し付け

  • 原因の決め付け  

  • 自分の経験から解決法の指示、指導

  • コーチ役による思った方向への誘導

 

  コーチングはクライアントの選択肢を増やすことだけに集中です。

 クライアントが暗中模索の状態になるのを見ると手を差し伸べたくなると思いますがそこはコーチ役もクライアントもグッと我慢です。それは生みの苦しみッてヤツです。

 
このためにも

  • 事前準備をしない

  • 質問されても回答しない

  • 沈黙を恐れない


​最後にもう一つ、クライアントが過去の経緯現状について語りがちです。その場合はできるだけ早めにこれからどうなりたいのか考える未来志向になるように心がけてください。

3.十分な人、物、時間の配慮をする

難しいことはわかります。
でもあえて言います。

特に現場のコーチングのリーダーの方への配慮は重要

 今の仕事に上乗せにならないようにしてください。可能ならコーチングのリーダーは専従にするくらいが望ましいです。

 コーチングのリーダーが孤立しないように。「自分だけがめんどくさいことを押し付けられている。仕事仲間からは評判が悪く辛い」と言ったことにならないようなケアが必要です。

 TOPから積極的に参加し行動する。​ぜひ社内でのコーチ役、クライアント役を経験してください。

 そうすることでコーチングの定着を大事にしていることを示せます。それがコーチングのリーダーを後押しし動きやすくする行動になります。

コーチングの環境を整える
 コーチングには適した空間が必要です。

中の会話が漏れない、外部からも連絡がこない周囲から遮断された個室が最高です。

 

 これは内容を秘密にして本心から話しコーチ役との信頼関係を構築すること、そして(実はこちらの方が重要なのです)現状から自由にして未来の理想の姿を描きやすくするためです。

 コーチング後にも仕事があってそれが気になってコーチングに集中できないと言ったことがないように。コーチングの後も未来の理想の姿をもち志の高い状態でい続けられる様配慮されていれば最高です。

…とはいえすべてを用意するのはなかなか難しいですよね。わかります。

個室でのミーティング

クライアントとが自分の意思で何かしらの目的・意識を持ってコーチングに臨むようにする

コーチングはクライアントの”自力”の場です

 コーチングはお悩み解決センター目安箱的な不満の吐き出し場所ではないことを十分理解しておくことはとても重要です。

 コーチングのコーチは学校の先生やコンサルタント、カウンセラーとは違います。

漫然と「さあ何をお教えてくれるんだ?私に何をしてくれるんだ」とこられては困ります。(まあプロのコーチだったら実際にはなんとかしてしまいますけど)